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巨大な屋久杉の輪切りを製材
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〈納品事例〉SARAri様|屋久杉 輪切りディスプレイ
焼きたてバームクーヘンが楽しめるカフェ「SARAri」様に、屋久杉の輪切りを納品させていただきました
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〈 SARAri 〉「サラリ/焼きたてバームクーヘンカフェ」
住所:千葉県市原市更級2-7-3
TEL:0436-98-3855
営業時間:11:00~16:00
焼き上がり:12:00 / 14:00
定休日 :月曜日、火曜日
駐車場 :あり(7台)
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納めさせていただいた屋久杉の輪切りは、直径124 × 103 cm × 厚み15cmという大きなサイズでした。
当初は、背面のコンクリートに直接据え付ける案でしたが、安全性を考慮し、鉄製の台座をご提案させていただきました。
台座は、ベースとなるフレームから鉄の支柱を4本立ち上げ、屋久杉の輪切りをしっかりと固定しています。屋久杉本体は背面の鉄板とも接着しており、転倒などの危険性を回避しています。
また、輪切りには絶妙な凹凸があり、凸の頂点に支柱の位置をミリ単位で調整する必要がありました。型紙をもとに慎重に設計し、念の為、後からでも微調整可能な構造としています。
台座の重量が過剰にならないよう配慮しつつ、転倒を防ぎ重心を安定させるため、試行錯誤を重ねて設計・施工を行いました。製作は普段、商業施設などへ鉄骨を納める会社様ですので、確かな技術力のもとで設計・荷重計算テスト・溶接・塗装のすべてが順調に仕上がり、万全の強度と安定性を兼ね揃えた台座が完成しました。
塗装後の綺麗な屋久杉の輪切りを傷付けることなく、台座に載せて固定する瞬間は最も緊張する工程でしたが、屋久杉の輪切りと台座が一体となり、美しさと安全性を両立させた設えとなりました。
無事に設置が完了し、台座の塗装も店内の雰囲気と大変調和していて、モダンで温かみのある空間に溶け込み、屋久杉の繊細な木目や輝く杢目、バームクーヘンを想起させる年輪が、お店の象徴として非常に合っています。
屋久杉の輪切りから始まり、台座の設計・構想を快く実現させていただいたオーナー様に心よりお礼を申し上げます。
店舗の皆様、ご来店のお客様にも大変喜ばれているようで、貴重なご縁に大変感謝いたしております。
SARAri様では、“焼きたて”のバームクーヘンを味わうことができます。
厳選した素材を使用し、しっとり感を追求して焼き上げたバームクーヘンは、驚くほど柔らかく、ワンホールでもあっさり食べきれてしまう美味しさです。
こだわりのスペシャリティコーヒーとの相性も抜群です。屋久島から取り寄せているという紅茶〔紅富貴〕、緑茶〔縄文〕も味わい深く、ほっと一息つきたいひとときに最適です。
サイドメニューの焼きプリンやトマトスープ、アイスクリーム、さらに味の変化を楽しめるベリーソースも、どれも絶品でした。
美味しいバームクーヘンでお客様を笑顔にするSARAri様へ、ぜひ足を運んでみてください。
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〈 SARAri 〉「サラリ/焼きたてバームクーヘンカフェ」
Instagram:sarari_0201
住所:千葉県市原市更級2-7-3
TEL:0436-98-3855
営業時間:11:00~16:00
焼き上がり:12:00 / 14:00
定休日 :月曜日、火曜日
駐車場 :あり(7台)
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屋久杉の輪切り 塗装前と後の色の変化
土埋木の木肌は黄土色 生木の木肌は褐色系
土埋木か生木で色味が変わりますが、一般的に黄土色や褐色の見た目が特徴的な屋久杉の色味。しかし、無塗装の状態(塗装前)は色味が薄く、白(薄黄色)っぽく印象が異なります。
そこで、今回は塗装前と後でどのように色味が変わるのかご紹介していきます。
塗装前の原木をご覧頂くと、「本当に屋久杉ですか?」と疑われることもあるほど塗装前と後では色が変わります。
〔塗装前の屋久杉〕
塗装前の屋久杉の輪切りテーブル〔塗装後の屋久杉〕
塗装後の屋久杉の輪切りテーブルこの2枚の屋久杉の輪切りは、同じ丸太から取れた物で上下隣り合わせの場所に位置していた2枚なので、塗装前後の色味はほぼ同じと考えて良いかと思います。
※塗装はウレタン塗装
同じ屋久杉の輪切りでも、これだけ色が異なります。屋久杉の場合、木に樹脂(アブラ)が豊富に含まれている個体もあり、樹脂が多い木の場合は、色味が他の屋久杉よりも強く濃くなります。
屋久杉に限らず、ケヤキやトチなどの木も塗装すると色が変わります。
原木の状態だと乾燥して地肌そのままの素地の色をしていますが、例えば水で濡らしただけでも色が濃くなります。
塗装前の見た目で気に入って購入、塗装して納品されたら全く違う色で届いた。そういった事がないように”塗装の有無”、”塗装後の色の変化”などについては購入前に話を聞いておくことをおすすめします。
屋久杉の商品一覧はコチラ
【今回ご紹介した輪切り】
塗装後の屋久杉の輪切りテーブル → G-272屋久杉輪切り 生木
虎杢の屋久杉の輪切りテーブル → G-137屋久杉輪切り 生木
【お問合せはコチラ】
info@graxen.com
ー 新たな表情が現れる瞬間 ー
直径1800 × 2350 × 厚160 – 240 ㎜ という巨大な屋久杉の輪切りを、上面厚さ80㎜で製材しました。
その様子をお伝えいたします。
木を活かす製材職人の技
今回製材をお願いしたのは、愛知県弥富市のヤトミ製材様。
到着後すぐに、板の状態を細かく確認し、製材の準備へと入ります。
屋久杉が動かないように、鎹(かすがい)を下部2箇所、上部2箇所の計4箇所に打ち込み、しっかりと固定。
平面を見極める繊細な調整
次に行われるのは、最も重要な工程のひとつ。
どの位置が鋸に対してフラット(平面)になるのかを見極める作業です。
板のわずかな傾斜を読み取りながら、角度を微調整し、製材鋸に対して正確に板の平面が当たるよう慎重に合わせていきます。
この精度が、仕上がりの美しさを左右します。
正位置が決定さらに、「せっかくの屋久杉の板だから」と、鋸を新品へ交換いただくご厚意も。
素材に対する敬意と職人の誇りが感じられる瞬間でした。
いざ、製材へ
まずは、鋸と板が完全に平面で合っているかを丁寧に擦り合わせ。
狂いのない状態を確認します。
少しだけ鋸を当てて板の凹凸も無くす擦り合わせが終わると、いよいよ本製材へ。
上面厚80㎜で製材ヤトミ製材様の細かな気配りとチームワークにより、巨大な屋久杉の輪切りは全く傷つくことなく、美しく挽き上げられました。
◯ 上面 1枚目:GX-28
屋久杉 輪切り GX-28◯ 下面 2枚目:GX-29
屋久杉 輪切り GX-29.割れ止め塗布後現れた屋久杉の真価
製材によって、新たな木肌が露わになりました。そこに広がっていたのは、美しい「光明杢」でした。
屋久杉輪切りの中心(芯)に向かって、放射状に走る光明杢の輝き。穴や傷がある部分、特に入り皮付近には、豊かな光明杢が密に現れています。
光明杢 光明杢傷や困難が生んだ美しさ
屋久杉は落雷や風雪害、獣害などによって傷を受けると、自ら樹脂を分泌し傷を覆い、自然治癒しようと努めます。その過程で生まれるのが光明杢です。
つまり、この美しい杢は、木が傷などの受難を乗り越えようとした証ともいえます。
光明杢千年を超える時間が刻まれた板
厳しい自然環境の中で、千年以上を生き抜いてきた屋久杉。
その歴史は、板の表情として静かに刻まれています。そうした生の尊厳を板肌から感じ取ることができるのも、屋久杉という素材の持つ本質的な価値だと改めて感慨深い気分になりました。
製材した商品についてはコチラをご参照ください
→ 屋久杉 輪切り GX-28
→ 屋久杉 輪切り GX-29
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