ケヤキ一枚板GX17 垂井の大欅

1956年11月14日に岐阜県指定天然記念物に指定され、2015年9月11日午前2時頃に寿命尽きて倒れた樹齢800年の大欅です。

 

元は、樹高20m以上、幹回り8mを超える巨樹の欅でしたが、倒木後に10枚に製材。

10枚のうち、最も杢に優れていた一枚が、こちらの欅です。

木の根っこの丸太は、町の大切な史跡として垂井町歴史民族資料館にて保管されています。

 

木の全面に玉杢がぎっしりと詰まっています。裏面にも玉杢は拡がり、両面ともに見事な玉杢の美しさが広がっています。

所々に白い入り皮が入っており、その色調と玉杢・泡杢が展開へ昇る釈尊図のような神聖で厳かな雰囲気を感じます。

 

こちらの一枚は欅特有の板目ではなく、玉杢の大小・奥行きなど…その景色を楽しむための一枚です。

また、製材から6年が経ち、緋色に覆う色調が自然な重厚感を感じさせてくれます。

この一枚のなかに、それぞれの価値観や楽しみ方を見つけてみて頂ければ幸いです。

 

これだけの細かな気品を惜しげも無く表してくれる大欅は紛れもなく日本の銘木であり、宝のような存在です。

形は変わりましたが、いまも御神木として護って下さっているような強さを感じます。

 

逸話や出生地情報は、以下の通りです。

【産地】岐阜県不破郡垂井町垂井(県史跡垂井の泉のほとり)

【名称】垂井の大欅

【樹高】15m

【幹回り】8.0m

【推定樹齢】800年

【記念指定】岐阜県指定天然記念物(1956年11月14日指定)

【倒木日】2015年9月11日午前2時

【出生場所】浄土真宗本願寺派専精寺と臨済宗妙心寺派玉泉寺の間。

垂井の泉は、古来より歌枕として知られ、松尾芭蕉の句も残る。

 

【倒木の経緯】地元保護団体と共に保存に努めてきたが、かつて20m以上あった高さも養生を繰り返して半分ほどになっていた。

倒木時、欅は泉に向かって倒れ、人や民家に被害が出なかった。

 

【流通の経緯】持ち主は「腐っても売らない」と一貫していたが、倒木のためやむなく運搬し、市場に出品されることに。

在庫切れ

サイズ: 縦2255 横790-1050 厚さ68 mm
商品コード:
商品カテゴリー:
お問い合わせ この商品についてお問い合わせ

【欅(ケヤキ)について】

伝統と格式を表す、日本の銘木

欅(ケヤキ)について

威厳を感じる素材感、そして直線的に真っ直ぐ伸びる木目からは品格と意志を貫く生き様のようなものを感じます。
経年で飴色に濃くなる木目は、まるで使い慣らした革製品のような愛着が生まれるファンが多い日本の銘木です。
稀に表れる玉杢や鯖杢、如輪杢、瘤杢などといった杢は、見る人を魅了する希少価値があります。
個体差や特徴に応じて、空間に臨機応変に馴染むため、クラシック、モダン、ヴィンテージな洋間から和室や和モダンな空間まで幅広く、室内に調和をもたらしてくれる稀有な存在です。

◆欅(ケヤキ)材の特徴

◆欅(ケヤキ)材の特徴<

ケヤキは日本、中国、朝鮮半島が原産地の木材で、日本国内では沖縄県と北海道を除くほぼ全域に分布しています。
国産広葉樹の王様と称され、一番の良材として古くから建築・家具・建具材として寺社仏閣などに大黒柱として重用されてきました。

欅の特徴は強さと美しさを併せ持つこととされます。
・風雪に対する十分な抵抗力を持ち、寿命も長いという強さ。
・材木として加工した場合の材質の強さ。
・自然界に立つ樹相の美しさ、加工材木の木目の美しさ。

強さと美しさの両面を兼ね揃えたことが、日本国内において最も利用されてきた歴史に繋がっています。
また、ケヤキには多様な杢が入るため、その美しさと稀少性はケヤキ愛好家の収集の的となっており、価値普及に繋がっているのです。

色味は経年変化により、飴色に変化し、独特な艶やかさと豊かな表情を見せてくれます。
古民家の囲炉裏などで使われ、煤だらけになった表面も磨き直せば綺麗な表情が出てくるので、一生以上残る大切な家宝と成り得ます。

【欅(ケヤキ)の歴史】

欅(ケヤキ)の歴史

室町時代以前は、ツキ(槻)と呼ばれていましたが、美しい木目が評価されるにつれて、『けや』=『際立って目立つ・美しい』といった意味の『けやけし』に由来し、『けやけき木』の略が『ケヤキ』の語源であろうと考えられています。 その後、室町時代以降から、ケヤキ(欅)と呼ばれるようになりました。
万葉集では7首に詠まれており、当時からその美しさや情緒風情は親しまれていたようです。

ケヤキが身近な存在だったのは、寺社仏閣の境内や庭先に防風用として植林されていたのがきっかけとも言われており、京都市の鴨川の堤防にはケヤキ並木があり、これは当時の町衆が自分達のお寺を洪水から守るため、自分たちで植林した名残とされています。
また、欅は鎌倉武士が好んでいたと史跡に残されており、豪快な木目や木肌、真っ直ぐと正々堂々とする木目や立ち姿が武士の心に惹かれたのではないかと言われています。

有名な建築物として、1633年に再建された国宝『清水の舞台(清水寺)』があり、約139本のケヤキの建材が使用されています。
1636年に建設された重要文化財「旧江戸城田安門」や「旧江戸城清水門」にも建材としてケヤキが利用されていますが、古来からケヤキはヒノキと並び、寺社仏閣や城郭建築等の大構築物には欠かすことが出来ない素材として重用されてきました。
山形県の東根の大ケヤキは、樹齢1500年で国指定特別天然記念物に指定されるほどの巨樹で、日本一のケヤキとして有名です。

【ケヤキの杢の種類】

玉杢 玉杢 泡杢 泡杢 虎杢 虎杢 如鱗杢 如鱗杢

◆玉杢(たまもく)

木の表面に玉が拡がる様を、玉杢と呼び、欅の玉杢は樹齢数百年経たないと表れないと言われています。 玉杢が出る場合には、木が乾燥中に反ることが多いので、注意が必要です。

◆泡杢(あわもく)

玉杢の中に、より小さな気泡や水泡のように見えるものを指します。 玉杢と同種と考えられていますが、樹皮側ではなく木の中心側に現れることが多いです。

◆虎杢(とらもく)

虎の背模様のような縞々が木の杢として現れる部分。 見る角度によって光沢もあり、凹凸があるようにも見えます。

◆如鱗杢(じょりんもく)

玉杢が幾つも重なっている模様のこと。魚の鱗のような見た目から、如鱗杢と呼ばれています。 玉杢に酷似していますが、分別して記述されることが多いです。

◆鯖杢(さばもく)

幹が二股に分かれるところに表れる杢のこと。 扇状に、波状が続くのが特徴です。

◆瘤杢(こぶもく)

木の表面に瘤があった箇所に表れる杢のこと。 丸に小さな点が幾つも拡がって景色になっています。 高級車のダッシュボードなどに使用されています。

ページ上部へ戻る
一覧へ戻る